事業分析・事業計画・事業管理

定量的な視点で「事業分析・事業計画・事業管理」の考え方を学びます。基本的な事業分析からスタートし、マネジメントに求められる事業計画の立案や予実管理、さらにROICを用いた高度な財務分析まで、幅広い内容を体系的に扱います。

損益レベル 初級

損益による事業分析の考え方を学びます。損益を丁寧に分析すれば、事業の「7割」は理解することができます。本格的な事業分析の基礎となる重要な内容です。

トレーニング

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事業概要の理解

経営者や投資家の視点で事業の概要を理解します。定量的な事業分析に必要な前提を理解する位置づけです。

答えられるようになる問いの例

  • 事業概要の具体的な着眼点は何か

売上高の分析

売上高の分析の考え方を、トップダウン(市場規模×市場シェア)とボトムアップ(単価×数量の分析)で理解します。基本的ですが、非常に重要な視点です。

答えられるようになる問いの例

  • A事業に成長の余地がどれほどあると考えるか
  • B事業は来年度に前年比○%の成長を目指している。この目標を達成する難易度をどのように評価するか

費用構造の分析

変動費と固定費の考え方を学んだ上で、固変分解による費用構造の分析に実際に取り組みます。知識ではなく、実践が重要な内容です。

答えられるようになる問いの例

  • A事業はどのような費用構造か
  • A事業は売上が落ちると利益にどのような影響が出るか

分析のストーリー化

売上高と費用構造の分析を踏まえ、利益シナリオのイメージを持ち、事業の特徴を定量的にわかりやすくコミュニケーションできることを目指します。数字のイメージを持って事業を議論できるようになり、経営管理や事業開発など幅広い場面で役立つでしょう。慣れれば、このレベルの事業分析は短時間でできるようになります。

答えられるようになる問いの例

  • A社の将来性とリスク要因について、数字に基づき具体的に議論せよ

損益レベル 中級

損益による事業の分析・計画・管理を上場会社の実務レベルで学びます。具体的な数字の検討や事例の分析を通じて、事業会社のマネジメントに必要なスキルを獲得していきます。事業会社の企画部門やプロフェッショナル・ファームで直ぐに役立つ内容です。

トレーニング

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簡易な損益モデリング

財務モデリングの第一歩として、簡単な損益モデルをExcelで作成します。モデリングに慣れ、自分で簡単な分析やシミュレーションを行えるようになることを目指します。

答えられるようになる問いの例

  • 屋台の損益モデルをExcelで作成し、3期分の損益計画を立てよ

売上高:トップダウン分析 実践編

既存事業の分析を想定し、データが断片的に得られる状況で、売上高のトップダウン分析(市場規模×市場シェア)を具体的に扱います。また、新規事業の検討を想定した、市場規模の推計も扱います。検討にはExcelを用います。

答えられるようになる問いの例

  • 市場規模のデータと自社の売上高に基づき、市場の状況および自社と競合の関係を分析せよ
  • 参入を検討しているA事業の市場規模を推計せよ

売上高:ボトムアップ分析 実践編

既存事業の分析を想定し、単価や数量のデータがある程度得られる状況で、売上高のボトムアップ分析(単価×数量)を具体的に扱います。時系列データから事業に得られる示唆も検討します。検討にはExcelを用います。

答えられるようになる問いの例

  • A事業のKPIの推移から、事業の状況や、成長のために何に取り組む必要があるか、検討せよ

売上高:KPIの設定と管理

分析の考え方を踏まえ、事業の現場でどのようにKPIを設定し計画を管理するかを扱います。KPIを具体的に検討できるようになると、事業分析の視点が鋭くなり、適格なモニタリングを行うことが可能になります。検討にはExcelを用います。

答えられるようになる問いの例

  • 営業マネージャーとして、年間の営業計画を立て、進捗を管理したい。定量的には、具体的にどのように行うか
  • ある会社を買収した。どのように売上計画の進捗をモニタリングしていくか

費用:費用の分析 実践編、KPIの設定と予実管理

固変分解に加え、単位あたり費用の考え方を理解し、費用の分析・計画・管理に実践的に取り組みます。売上高に加えて費用にも着目し利益に焦点を当てることで、事業を適切にマネジメントできる見込みは大きく上昇します。検討にはExcelを用います。

答えられるようになる問いの例

  • 新規事業の立ち上げに取り組んでいる。マーケティング費用の上限をどのように設定するか
  • 事業の立て直しに取り組んでいる。具体的にどのように支出の見直しを行っていくか

損益による分析・計画・立案のまとめ

売上高と費用の分析を踏まえ、Excelを用いて事業シナリオの検討を行います。一連のトレーニングを通じて、上場会社レベルの損益の事業計画を自ら検討できることを目指します。

答えられるようになる問いの例

  • A事業について、事業環境のシナリオを想定し、標準ケース、アップサイドケース、ダウンサイドケースを作成せよ
  • A事業のリスクを検討し、どのような対応が可能か、事業シナリオに基づいて考えよ

収益性と投資の意思決定

事業家の視点で、ビジネスモデルを定量的にどのように捉えるかを理解します。その上で、収益性と投資の関係を理解し、投資判断の考え方に落とし込みます。分析などに取り組めるようになった後だからこそ理解できる事業家の意思決定を扱います。

答えられるようになる問いの例

  • 定量的にビジネスモデルの本質を掴むとはどういうことか
  • 積極的に投資するには、定量的に事業のどのような条件が「見え」るべきか

三表レベル 初級

簡易な財務三表モデリングを理解した上で、事業分析にBSとキャッシュフローの視点を導入します。深い事業の理解には、三表レベルの分析が必須です。なお、会計の基本的な知識が前提となります。

トレーニング

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簡易な財務三表モデリング

簡単な財務三表モデルをExcelで作成します。「財務会計初級」と合わせて取り組むことで、実践的に損益計算書・貸借対照表とキャッシュフローの関係を理解できるようになります。

答えられるようになる問いの例

  • 屋台の財務三表モデルをExcelで作成し、3期分の事業計画を立てよ

キャッシュフローによる事業分析

BSとキャッシュフローによる事業理解の考え方を学びます。業界や企業ステージによるキャッシュフローの特徴の違いにも触れます。キャッシュフローと事業の関係が明確にイメージできるようになるとともに、CFOの視点が理解できるでしょう。

答えられるようになる問いの例

  • CFOの視点で、事業計画の数字をどのような順番で検討していくべきか
  • スタートアップのキャッシュフローにはどのような特徴があるか
  • 事業再生に取り組む企業のキャッシュフローにはどのような特徴があるか

運転資本の理解

イメージを持ちづらい運転資本について、数字の動きと事業の現場がどのようにつながっているかを、具体的な事例を用いて理解します。仕入が先行する業種や支払サイトが長い業種で運転資本の理解は重要です。

答えられるようになる問いの例

  • 売上高と費用が一定でも、運転資本の水準が上昇するとキャッシュアウトにつながる。具体的に事業の現場で何が起きているか、説明せよ
  • 売掛金回転期間とは、何を意味しているのか。営業担当者が業務に紐づけて理解できるように説明せよ

三表レベル 中級

上場会社の財務三表モデリングと数字の検討を通じて、財務三表のすべての角度から事業を理解し打ち手を議論できるようになることを目指します。事業企画やM&Aの実務レベルの水準です。

トレーニング

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上場会社の財務三表モデリング

上場会社レベルの財務三表モデルをExcelで作成します。会計項目や構成は複雑になりますが、本質的には簡易な財務三表と変わらないことを確認します。

答えられるようになる問いの例

  • 上場会社の財務三表モデルをExcelで作成し、3期分の事業計画を立てよ

上場会社のBSとキャッシュフローの検討

上場会社レベルで、BS・キャッシュフローの分析と計画の作成を行います。多額の仕入や設備投資が必要となる事業など、損益だけでなく三表すべての理解が必要な事業について、事業のイメージを数字から持ち対応を検討できることを目指します。検討にはExcelを用います。

答えられるようになる問いの例

  • A社の売掛金は○年度から大きく増加している理由は
  • A社には投資余力がどの程度あるか。事業の資金繰りと合わせて検討せよ
  • A社は固定負債が大きい。その理由と事業への示唆を検討せよ

三表レベル 上級

ROICを含むさまざまな財務指標を使いこなして高度な財務分析を行い、数字から事業をイメージする思考法を徹底的に鍛えます。高度な経営管理を行う大企業のマネジメントや事業への深い理解を求められるプロフェッショナルを想定した内容です。

トレーニング

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財務分析 中級

さまざまな財務指標が具体的に事業に対して持つ意味を検討します。教科書的なレベルではなく、事業に活きた形で財務指標を意思決定に用いることを目指します。前提として中級までの数字と事業の詳細な理解が求められる、奥の深い内容です。

答えられるようになる問いの例

  • 有利子負債/EBITDAの比率が低いと安全性が高いことが知られる。事業の視点では、この数字をどのように解釈し意思決定に役立てられるか
  • ROEを引き上げるアクションはよく知られるが、その事業上の意味は手法により大きく異なる。CFOと投資家の視点で、各手法を評価せよ

財務分析 上級

ROICは大企業を中心に経営管理に取り入れられています。高いROICの追求は、フリーキャッシュフローの最大化を意味しており、ROICは事業を分析・計画・管理するツールとして最も本質を捉えた財務指標であると言えます。本トレーニングでは、ROICの考え方を説明し、事例を通じて具体的な活用法を検討します。

答えられるようになる問いの例

  • A社のROICツリーを検討せよ
  • 競合するA社とB社では、ROICツリーの内容が大きく異なる。ROICツリーに基づき、両社の戦略の違いを定量的に説明せよ

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